子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 11 ちゃんとした食事をとる

最近の子供の食事事情

子供達に家での食事について質問してみると、

毎日ではないものの、

スーパーやコンビニの弁当を食べる機会が多い、

という子供が多くなってきています。

さらに家族がそろって食べているのではなく、

自分の部屋にこもって一人で食べているという子供さえいます。

いくら親の仕事が忙しいとは言っても、

スーパーやコンビニの弁当が主食になっていると、

学習と肉体に悪い影響を与えます。

しかし、

食生活は子供本人が意識して改善できるものではありません。

親が意識して子供の食生活の改善に取り組むしかないのです。

食生活が子供に与える悪影響

「食育」が話題になっています。

食育とは生涯を通じた健全な食生活の実現、

食文化の継承、

健康の確保等が図れるよう、

自らの食について考える習慣や、

食に関する様々な知識と食を選択する判断力を、

楽しく身に付けるための学習等の取組みのことをいいます。

にもかかわらず、

多くのご家庭が子供にスーパーやコンビニの弁当を食べさせ、

一人で食事をさせているというのはかなり問題です。

近年、

カロリーは十分に摂っているというのに、

身体に栄養素が足りていないということが話題になっています。

これは現代型栄養失調と言われるもので大変問題になっています。

この現代型栄養失調は、

精神面に大きく影響することはあまり知られていません。

集中力が続かない、

やる気が出ない、

記憶力が乏しい、

人とのコミュニケーションが継続して続けられないという症状は、

子供の食生活に原因があることが多いようです。

スーパーやコンビニ弁当のような食事では、

食に対する喜びもありません。

そしてひとり自室で何かをしながら食べるということも良くありません。

やはり家族そろって栄養のことが、

よく考えられた食事を取りながら会話を楽しみ、

コミュニケーションを取る習慣をつけるということが、

大切になってきます。

いい食事が子供の精神と肉体を育てる

粗末な食事をしているといい高校や大学に入れない、

というものではありませんが、

いろいろな子供から話を聞いていると、

やはり食生活は子供の肉体と精神に、

何らかの影響があるように思えます。

夕食に食べているものはどこの産地でどのようにして育てられて、

どのようなルートで食卓に届くのか。

残したものを捨ててしまったらどうなるのか、

そういったことを考えさせたり、

疑問に思った事を教えると子供は興味を示します。

そういった食卓での話題を作文の題材にする子供もいます。

無理にでも贅沢な食生活をしろとか、

オーガニックのものだけを食べろ、

とか言うのでは決してありませが、

生活習慣で大きな役割を持つ食事は肉体的にも精神的にも、

また勉強にも大きな影響があるのです。

このことは決して忘れてはいけないことです。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 10 就寝時間は早くしよう

就寝時間の早い子供は効率的な子供

最近の子供は夜遅くまで起きていますよね。

テレビを観たりゲームをしたり。

その数は本当に多くなっています。

せめて小学校低学年だったら遅くても9時、

高学年にだからといっても10時には寝かせるべきです。

そういった就寝するのが遅い子供が遊んでいるのは論外ですが、

勉強する時間が足りないというのも理由になりません。

「勉強しているのだから遅くまで起きていてもいいではないか」

と反論されそうですが、

統計的にみると遅くまで勉強することが、

効率的なことであるとは決して言えません。

その理由としては、

遅くまで起きている子供はだいたいが、

ダラダラと時間を費やしているだけという現実があるからです。

(全ての子供がそうであるとういうことではありませんが)

睡眠が十分でなくては頭の働きも鈍くなります。

そしていつまでもダラダラと起きているのは、

時間を有効に使っていない証拠です。

悪い言い方をすれば勉強している気になっているだけなんです。

睡眠時間を削って勉強することもむしろ逆効果となるのです。

眠らないで勉強したとしても

睡眠時間を削って頑張ったとしても、

勉強ははかどらないだけですし、

それによって睡眠不足になれば、

授業にも集中できなくなってしまいます。

先生の話もただ聞いているだけで頭に入りません。

話が右から左に抜けて行ってしまいます。

最悪なのは睡眠不足で授業中に寝てしまうことです。

こうなっては元も子もありません。

人間は眠っている間に日中の記憶を整理して脳に定着させます。

脳の働きを少し勉強すれば、

記憶する過程のメカニズムをすぐに知ることができますから、

睡眠が重要であることが理解できます。

そのため、

せっかく夜遅くまで勉強して情報を詰め込んだとしても、

勉強のせいで睡眠不足になったのでは記憶を定着させることができません。

せっかく勉強したにもかかわらず、

ほとんど覚えられずに終わるなんてことにもなりかねません。

試験前に徹夜で暗記しても試験が終われば忘れてしまいます。

みなさん経験したことがありますよね?

一夜漬けで覚えたとしても忘れてしまったら、

また暗記しなおさなくてはならなくなります。

二度手間、三度手間になってしまいます。

それは結局無駄に時間を費やしただけになってしまうのです。

東大合格者の睡眠時間は

二度手間、三度手間の暗記地獄。

そうならないためにも幼いころから、

睡眠を十分に取るようにする生活習慣を身につけておくべきです。

色々なイベントや用事が重なったりして、

どうしても宿題が終わらない時があると思います。

そんな時は翌朝早く起きてやればいいのです。

東大合格者の8割が受験中も、

1日平均7時間以上の睡眠時間を取っていたという調査結果もあります。

この結果からも効率的に勉強し、

睡眠時間をきちんと確保することが大切であるといえます。

子供は早く寝かせるべきです。

もちろん親がいつまでもダラダラ起きているのもいけませんよ。

家庭内できちんとした睡眠の習慣をつけましょう。

幸せになるための心の構造 3 幸せな決断とは

2つの決断

「決断」には2種類があります。

何だと思いますか?

それは、

「いい決断」と「悪い決断」です。

「いい決断」には「いい結果」がついてきます。

「悪い決断」には「悪い結果」がついてきます。

考えなくても当然のことですよね。

「いい決断」のみで生きていければ最高なんですが、

世界はそう簡単にできてはいません。

そんな夢のような話はありえないですし、

もしそんなことが現実になってしまったら、

つまらない人生になってしまうでしょう。

人生は山あり谷ありだからこそ面白いし、

充実するのです。

主人公がずっと幸せなままの映画や漫画は面白くありませんし、

ヒットしません。

それと同じことです。

良いことがあれば悪いことも起きます。

悪いことがあっても良いことが起きます。

世界はこうした不思議なバランスで成り立っているのです。

何事もバランスが基本なんです。

決断を習慣化する

悪いことが起きてもそれをどうとらえるのか、

どう対処するのかを自分で考え、

その後の行動を自らが決断することによって展開が変わってくるのです。

つまり、

自ら考え、「決断」し続ける習慣をつけることが大切になります。

始めは違和感を感じるかもしれませんが、

習慣化してしまえばそれが自然な行動になります。

日常の生活の簡単な例をあげると、

「何飲む?」 → 「何でもいい」

「どこ行く?」 → 「どこでもいい」

これでは自分で何も決断していません。

流されまくっています。

そうではなく、

「何飲む?」 → 「コーヒーがいいな」

「どこ行く?」 → 「映画観に行きたい」

このようなほんの些細なことから始めればいいんです。

いきなり大きな決断をしようとしても大抵うまくいきません。

少しずつ経験を積み重ねることが大事です。

ほんの些細なことでも決断です。

流れに身を任せてしまう癖を取り除きましょう。

流れに身を任せすぎると、

いつの間にか自分の望んではいない方向に流れついてしまうことになりますよ。

そうなってからでは取り返しがつかなくなります。

「決断しない」を選ぶと

それでは、

「決断しない」ことを選んでしまうと、

何が待っているでしょうか?

その通りです。

下に落ちていくのみです。

下に下に落ちていくのです。

そして最後には命を落としてしまいます。

命を落とすというのは言い過ぎですけれども、

自分の理想とする生き方にはならないのは確実です。

まずは、

ここまでをぼんやりといいので理解していただければ助かります。

では、

どうやって人生を良い方向に持っていくのか?

その方法はまた後ほど。

少し長くなりそうなので、

段階を踏みながらお話していきたいと思います。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 9 テレビは見ない方がいい

テレビやゲームはやめるようにしよう

教育を語る番組ではテレビやゲームが、

子供に与える影響について話されることがよくあります。

しかし、

それは特定の番組を見るなとか、

ゲームをするなといったことではありません。

はっきりと言ってしまいますが、

子供にとってテレビはいいことなどひとつもありません。

なぜなら、

大量の情報が絶え間なく流れ続け、

映像と音が一方的に垂れ流されている状況の中では、

子供は自発的に考えることをしなくなります。

テレビから流れてくる情報を疑いもせずに、

全て受け入れてしまう癖がついてしまいます。

映像と音による情報は強く記憶に残ります。

特に衝撃的な映像は忘れたくても忘れられなくなります。

記憶に残りやすいという点では、

テレビも考え方によっては良いツールです。

しかし残念ながら放送している内容が良くありません。そ

うした内容の良くない番組は中毒性があります。

強い刺激で情報を得ることが日常化していると、

文字による情報を理解したり、

頭の中で情景を思い浮かべ想像することができなくなってしまいます。

学力向上のためには読解力と想像力は絶対に必要なんでが・・・

テレビ、ゲームは時間の無駄ですし、目だって悪くなります。

テレビを無くしても何も問題は起きません

テレビがあるから悪い影響を受ける番組を観てしまったり、

ゲームをしたりしてしまうのです。

なんならテレビなど家になくてもいいぐらいです。

テレビがなければ家族の会話も増えます。

これは間違いありません。

リビングの中心にテレビがある家、

食卓から見えるところにテレビがある家、

常にテレビがついているという家の子供は、

何をするにしても、

テレビをあまり見ない子供より能率が悪い傾向にあります。

これは考える力と想像力が、

テレビのせいで悪影響を受けているためです。

子供部屋にテレビがあるなどというのはありえないことです!

すぐ処分すべきです。

テレビを観たいというのであれば、

観るべき番組だけを観るというふうにしたほうがいいです。

子供は親を手本に育つ

また、

「テレビを観てはいけません」

と言う親本人がテレビを観ているというのパターンがよくあります。

いくら子供が見ていないから大丈夫と思っていても、

子供はちゃんとわかっています。

子供は親をお手本にするのです。

子供の一番の先生は親です。

「大人は観てもいい」

という言い逃れは通用しません。

そんなことを言っても子供はいう事をききませんし、

大人になった時に同じように言うようになります。

大人でも、

口先だけで、

何もやらない上司の言うことは聞きたくなくても、

率先して仕事をバリバリこなす上司のことは尊敬して、

言うことを聞くのと同じです。

子供は親が思っている以上に親のことを見ているのです。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 8 受験しよう

中学受験をしよう

中学受験はご家庭の都合や住んでいる場所にもよりますが、

できるならば中高一貫の進学校に進学した方がいいと思います。

もちろん公立の中学・高校からでは、

一流大学を目指せないということは決してないですが、

中高一貫教育の進学校には大きなメリットがあります。

進学校は試験に合格しなければ入れないのは皆同じです。

つまり、

それなりのレベルの子供たちが、

同級生になり周りにいることになります。

勉強に限ったことではありません。

周囲の影響というのは大きく、

いい意味でまわりに流されて自然に学力が上がるのです。

逆に勉強が好きだった子供が、

周りが全く勉強しないという環境に置かれると、

徐々に勉強しなくなります。

その結果周りと同じような学力にまで落ちてしまいます。

まわりが皆勉強する環境にいるからといっても、

もちろん何も勉強しなければ学力は上がりません。

しかし、

まわりが毎日勉強をするのが当たり前という環境にいれば、

自然とそういう考えになっていきます。

中高一貫教育のさらなるメリット

中高一貫であれば高校受験から開放されます。

高校受験というのは、

大きな時間をかける割に得るものは少ないのです。

避けられるものなら避けたほうがいいです。

進学校の多くが中高一貫なのもこのためです。

高校の受験勉強というのは、

試験に合格するためだけにあるものなので、

はっきり言って必要ありません。

学力を伸ばすために必要な時間を、

受験勉強が奪い去っているといっても過言ではありません。

中学校の授業内容は、

小学校教育からいきなりレベルアップします。

中学生はこの時期に、

レベルアップした授業内容をしっかり理解しなければなりません。

その時期に受験勉強というものに労力を費やすのは、

あまりお勧めできることではありません。

大学までエスカレーターという学校よりも

また大学までエスカレーター式に行ける付属小学校、

中学校もあまりいい選択ではないように思います。

どうしても行きたい大学や学部などがなければ、

よほどのことがない限り、

それなりの大学にそのまま進めてしまう訳なので、

子供は安心してしまい、

そこで成長を止めてしまいます。

本来は東大などの、

一流大学をも狙える可能性を持っている子供が、

そこそこの私立大学に甘んじてしまう、

という結果になってしまいます。

もちろん東大、

京大のような大学は、

受験すれば誰でも合格できるというものでもないので、

安心と可能性のどちらを取るかは、

本人と家庭の判断によるところが大きいと思います。

しかし、

子供に少しでも挑戦したいという気持ちがあるのであれば、

それに気づいて、

十分なバックアップをするのが親の役目ではないでしょうか?

いくら可能性が低くても、

0%ということは決してないのですから。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 7 中学受験がなくても受験勉強する

小学校3年生までは宿題だけでいい

小学校3年生まではそれほど勉強をさせるべきではありません。

それよりも、

前の記事で書いたように本を読んだり、

自然に触れたりすることのほうが大事です。

あとは学校の宿題をやっていればいいと思います。

塾などに行く必要もないのではないでしょうか。

しかし、

4年生になると学力の差が出てきますので、

学校の授業の予習復習はしっかりするようにして、

分からないところは分からないままにしないで、

進められるところはどんどん進めましょう。

そして5年生になったら本格的に勉強を始める必要があります。

受験勉強を始めよう

子供の進学は家庭のご都合もあるので、

実際に受験するかどうかは家庭によって違いがあると思いますが、

受験勉強は始めるべるきです。

なぜなら、

小学校と中学校の学習内容に大きな開きがあるからです。

その差を埋めるには、

中学受験の勉強が最適です。

勉強方法は市販の参考書や問題集で十分ですが、

移り変わりが激しいという面もあるので、

塾に通っている友達の参考書などを見せてもらい、

勉強するのもいいと思います。

漫画で解説してある参考書ははダメ!

漫画で説明しているものは避けてください。

子供が漫画になっていないと読めないというのは、

それ自体が問題です。

そして厳しい言い方かもしれませんが、

漫画で書かれてある参考書を子供に与えるというのは

「漫画になっていれば興味を示すだろう」

という親の考え方に問題があります。

勉強をしようという気がなければ、

文字だけであろうが漫画であろうが、

読まないものは読みません。

もしお子さんが漫画しか読めないというのであれば、

今からでも遅くありませんので、

読書をさせてください。

HOW TO 本、

裏技本なものなど、

試験で点数を取るためだけの方法が書かれてある本では、

本当の意味での学力はつきません。

そういった種類の本は避けてください。

それらの点数をとるためだけの本はぬり絵と一緒なんです。

塗り絵ならそれなりに塗れるかもしれませんが、

絵が上手に描けるようになるわけではないのです。

絵の上手な子だったら塗り絵だって上手に塗れるのです。

つまり、

テクニックや裏技はきちんと勉強している子供なら、

自ずと身につくものですし、

いくら点数の取り方を覚えても、

理解していない子供は、

それをどうやって使うか分からないようになっているのです。

受験しなくても模擬試験をする

小学校5年生になったら模擬試験を受けさせましょう。

受験をする場合には場の雰囲気や、

試験の流れに慣れておくことができますし、

受験をしなくても学力を知る目安になります。

皆さん試験を受けたことがあるのでわかると思いますが、

試験の時の集中力は、

普段の勉強とは比べものになりません。

このように模試から学ぶことは多いのです。

家に帰ったら必ず自己採点をしましょう。

復習すれば同じ間違いを繰り返すことはなくなるはずです。

普段の生活でも同じことがいえますが、

失敗から学ぶことはすごく多いのです。

模試に限ったことではないですが、

テストは受けっぱなしで終わりにしてはいけません。

必ず答案を見直し、

どこをどうすればよかったのか復習をすることが大事です。

幸せになるための心の構造 2 決断しないと・・・

ストレスを感じたら放っておかない

自分のなかで問題が起こっても、

嫌な感情が沸いてきても、

そこで決断して自ら解決しようとしないということは

「問題を完全に無視している」

ということです。

ここまでは前回お話しました。

つまり、

起こった出来事のせいでストレスを感じているというのに、

それを何とかしようとしないで放っておくということです。

問題を放っておいて何もしないでいると、

不安と恐怖のせいでさらにストレスが大きくなってしまいます。

そういう時は、

時間が経てば経つほど悪い考えしか思い浮かばなくなります・・・

何もやる気が起きなくなって、

ただボーっとして何も行動せずに、

自分と環境を否定する考えが頭を支配してしまいます。

ストレスを放っておくとネガティブな感情に侵される

「俺は何をやってもダメなんだー」

「わたしには、悪いことしか起こらない」

「私は悪くない! 社会のせいだ!」

「アイツさえちゃんとしてくれたら」

「いい人材さえいれば・・・」

このような、

とどまることを知らない、

自己否定プラス周りの環境否定のオンパレードになってしまいます。

誰にでもよくある事なんですが、

人はついつい悪い方に考えが傾きがちになります。

「周りはみんな幸せそうなのに、自分だけが辛い思いをしている・・・」

「どんなに頑張ってもこのままなんじゃないか?」

と、

考えがどんどん悪い方向にいってしまいます。

下に落ちてしまいます。

何もしないという恐怖を知ろう

でも安心してください。

人生のベクトルがどんどん良い方向に向かっていく方法があります。

その方法と仕組みは順を追って話していきます。

順を追って進んでいくことで自分のものになります。

今はもう少しこの話にお付き合いください。

ここを知っておくと、後々の理解度の深さが違うものになります。

「自分が何もしなくても何とかなるだろう。」

とか

「誰かがやってくれるだろう。」

という考えは時には望む方向に物事が進む場合もありますが、

ほぼ例外なく悪い方向に進んでいきます。

「あいつに任せるんじゃなかった!」

「俺だったらこうしてたのに!」

「何でこんなことしなきゃならないの?」

などなど、

一瞬で何個もの

「人任せにした結果」

を思い出すことができます。

極端なたとえ話にしてみると、

遠くから大波がやってきます。

ここまで到達することは確実です。

そこで決断しないということは、

その場所に何もしないで突っ立っているということです。

逃げれば助かりますし、

余裕があれば周りの人も助けることができます。

しかし、

何もしないでいると波にさらわれます。

命を落としてしまいます。

精神も同じで、

大波が来ているのに何もしないでいると、

波にさらわれて命を落としてしまいます。

何もしないと精神まで侵されてしまう

問題に対して何もしないで放っておくと鬱になります。

精神に病気を抱えてしまいます。

さらに不安と恐怖のせいで下に落ちていきます。

そのため自由に決断できるのにもかかわらず決断しなくなります。

鬱などそういった精神の状態になるのは、

問題が起こっても決断せずに何もしないで、

流れに身を任せたままにしているからという要因が大きいようです。

つまり、

その状態に陥らないためにも、

その状態から抜け出すためにも

「決断する」

ということが非常に大切になります。

では、どういう決断をすればいいと思いますか?

その話はまた次回。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 6 自然を観察する

休みの日はなるべく家族で外出して自然に触れる

植物学者としても大変有名であられた昭和天皇が散策されていた時に、

「このあたりの雑草は近々除草いたします」

と侍従が言ったそうです。

それを聞いた天皇陛下は、

「君、雑草という名の草は無いよ。」

と話されたという話があります。

流石は天皇陛下、

色々な深い意味を含んだお言葉です。

そして植物に関しては、

まさにその通りであり、

わざわざ植物園などに遠出しなくても、

ちょっと散歩すれば、

身の回りにいくらでも名前を知らない植物はたくさんあります。

そういった植物を観察したりスケッチしたり、

種類ごとに分けたり、

育てて観察日記をつけたりするのは学問の原点です。

近くにあるのは草花だけではない

草花だけではありません。

少し注意して見ていると、

都会でもカラスやスズメ以外の野鳥を見つけることができます。

自然の多い地域は、

都会とは比べ物にならないほどの色々な野鳥を見ることができます。

小さな野鳥でも、

何千キロも旅して日本に来ている種類がいたりします。

野鳥がやって来た道のりを地球儀で追ってみたり、

その国がどんな国なのか百科事典で調べてみたり、

興味の対象は無限です。

巣を見つければ、

観察日記もつけられます。

ちょっとした図鑑でもいいので、

買ってあげれば興味も広がります。

子供が興味を示した野鳥や、

植物を休みの日に家族で探しに行くのも楽しいですよね。

子供が楽しむはずが、

いつの間にか親の方が楽しんでいるという事もあります。

みつからなければ、

何でみつからなかったのか、

季節?

場所?

それとも他の要因?

後で子供に復習させることも大事です。

子供の自然観察も大学の研究室もやることは同じ

野鳥や草花の観察は、

天体観測と同じく、

子供の、

知的好奇心・探究心

を育てるのに大いに役に立ちます。

小学校でも植物の観察などはやりますが、

屋外で動植物の観察をすることと、

教室で理科の授業をすることが同じことである、

と理解できていないことが多いように感じられます。

子供の動植物の観察と大学での研究は、

専門性の違いさえあってもやっていることは基本的に同じです。

観察して分かったことを、

観察日記につけるか、

論文にまとめるか、

違いはたったそれだけのことです。

大学ではさまざまな情報を元に、

より深く掘り下げているだけであって、

子供たちの観察と基本的には同じです。

大事なのは疑問に思ったことを調べて解決するということなんです。

子供と一緒に楽しもう

疑問に思ったことを解決するには、

難しい専門の本を読まなければならないかもしれません。

また読んで理解するには

読解力、

専門用語の知識

が必要になってきます。

そのために国語も勉強しなくてはいけません。

数学もそうです。

難解な方程式や関数なども、

疑問に思ったことの答えを導き出す道具の1つと考えれば、

すすんで覚えたくなります。

植物や野鳥の観察がその原点となるのです。

自然を観察して、

知的好奇心・探究心

を育てるのには親の協力が不可欠です。

子供と一緒に楽しみながら子供の成長も楽しみましょう!

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 5 勉強部屋はあったほうがいい?

勉強部屋にあるべきものとは

「勉強する机の上には必ず地球儀か゛あるへ゛きです。」

と以前の記事で書きましたが、

昔の学習机の広告には必す゛子供部屋に置かれていたのか゛、

地球儀、

天体望遠鏡、

顕微鏡、

そして百科事典でした。

時代背景がちょっと昔のテレビアニメの子供部屋には、

必ずと言っていいほどこれらのものが置いてありますよね。

実際、

子供の勉強する部屋に、

それらのものか゛あったかのかどうかは家庭によって異なると思いますが、

ちょっと昔の家具屋などの広告の中の部屋には、

地球儀、

天体望遠鏡、

顕微鏡、

そして百科事典があったように思います。

それが理想の子供部屋だったんでしょうね。

最近の子供部屋

昔、

子供部屋を「勉強部屋」と呼んでいました。

子供部屋とは子供が勉強をするためにもらえた部屋だったんです。

しかし、

最近のTVのCMや広告に載っている、

理想の子供部屋の映像や写真には地球儀さえありません。

勉強部屋というよりも遊び部屋や、

フ゜ライヘ゛ートな空間という意味合いが強い感じがします。

最近の子供たちの部屋にも本棚はありますか゛、

半分以上もしくは全てが、

漫画の単行本や週刊誌、

雑誌という子供も少なくありません。

どこで勉強すればいいのか

有名私立中学、

高校合格者に聞いた調査結果によると、

リヒ゛ンク゛で勉強していたという子か゛、

圧倒的に多かったという結果か゛出ています。

子供部屋にいてもケ゛ームをするた゛けた゛から、

子供をリビングで勉強させましょうということではありません。

自分の部屋でもリビングでも勉強しない子は勉強しません。

勉強するしないは勉強する場所の問題ではありません。

問題となるのは子供の自主性なんです。

自主性がキーポイントとなる

リヒ゛ンク゛で勉強する子供は、

た゛いたいか゛自主的に勉強を始めます。

それに対し部屋で勉強する子供は

「勉強しなさい」

と言う親から逃け゛るために部屋にこもるのです。

自分の部屋は、

勉強部屋というよりもフ゜ライヘ゛ート空間 、

勉強するための道具はあっても、

遊ふ゛道具のほうか゛圧倒的に多い場所です。

そんな空間で子供が勉強するわけか゛ありません。

わさ゛わさ゛図書館に行くのは、

静かな空間で本を読みたいからか、

勉強したいからです。

ケ゛ームセンターに行きたいのは、

ケ゛ームをしたいからです。

最近の子供部屋か゛勉強する環境ではないので、

勉強したい子供はリヒ゛ンク゛で勉強して、

親からうるさく

「勉強しろ」

と言われたくなくて遊びたい子供は部屋にこもるのです。

日本の学力レヘ゛ルか゛低下していると言われています。

勉強するための部屋か゛、

いつのまにか遊び部屋化している、

という現状も関係しているのではないでしょうか。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 4 星座早見盤を持とう

星座早見盤を持とう

星座早見盤は星空の地図です。

空の形の板と星座の円盤でできています。

円盤の日付の目もりと時間の目もりを合わせると、

どんな星座がどの方角に出ているかが分かります。

書店や文具店でもちろん売っていますし、

ネットでも購入できます。

大抵は大人になるにつれて夜空を見上げることは少なくなりますが、

星が嫌いな子供はいません。

晴れた日の夜に子供と一緒に外へ出ると、

ずっと空を見上げています。

きれいな図鑑と一緒に夜空をみれば、

たいていの子供は喜んで星を見るようになります。

ゲームよりも星座早見盤を

ゲームを買うより星座早見盤をおすすめします。

星座を探すことで天体観測に興味を持ったり、

それぞれの星座の伝説や神話から世界の歴史や民族に興味を持ったり、

創造性と興味は無限の広がりを見せはじめます。

量子力学、

航空宇宙学、

天体物理学、

宇宙力学などの学問の多くは、

宇宙の謎を解明するために発展してきました。

芸術でさえ「宇宙なくして芸術なし」と言われています。

その入口が星座早見盤です。

星座早見盤に載っていないもの

とても明るい星を見つけたのに、

星座早見盤に載っていないものがあると子供に聞かれることがあります。

それはその星が地球と同じ太陽系の惑星だからです。

惑星は常に太陽を周りながら回っているので、

星座早見盤には載っていません。

位置が毎日違うため、

人を惑わす星ということで

「惑星」

と名づけられたらしいです。

見分け方としては、

キラキラ点滅しているように見えるのが恒星、

点滅していないのが惑星です。

親ははそのぐらいのことは教えられるように勉強しておいてください。

しかし、

何でも教えてあげるのではなく、

子供自身に調べさせるようにするのが大切です。

目で見て、

調べて、

解決して、

知識にしていく、

という過程が大事です。

天体観測はそういった過程を身近に体験できるものです。

まずは問題集よりも星を見よう

星を眺めているより、

問題集を少しでもやったほうがいい、

と思う親もいると思います。

しかし、

好奇心・探究心が勉強の原点になりますので、

幼児期から小学校においてのこうした体験は、

成長するにつれて、

大きな違いとなって返ってくるはずです。

ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊東大名誉教授も、

元は天体好きの少年だったのです。

名だたる賞を獲得した人達、

歴史に名を残す発明家達、

彼らのほとんどが、

好奇心・探究心に突き動かされて偉業を達成したのです。

勉強が辛い暗記勉強にならないように、

好奇心・探究心を育てる習慣を身につけるようにしましょう。