最近の子供の食事事情
子供達に家での食事について質問してみると、
毎日ではないものの、
スーパーやコンビニの弁当を食べる機会が多い、
という子供が多くなってきています。
さらに家族がそろって食べているのではなく、
自分の部屋にこもって一人で食べているという子供さえいます。
いくら親の仕事が忙しいとは言っても、
スーパーやコンビニの弁当が主食になっていると、
学習と肉体に悪い影響を与えます。
しかし、
食生活は子供本人が意識して改善できるものではありません。
親が意識して子供の食生活の改善に取り組むしかないのです。
食生活が子供に与える悪影響
「食育」が話題になっています。
食育とは生涯を通じた健全な食生活の実現、
食文化の継承、
健康の確保等が図れるよう、
自らの食について考える習慣や、
食に関する様々な知識と食を選択する判断力を、
楽しく身に付けるための学習等の取組みのことをいいます。
にもかかわらず、
多くのご家庭が子供にスーパーやコンビニの弁当を食べさせ、
一人で食事をさせているというのはかなり問題です。
近年、
カロリーは十分に摂っているというのに、
身体に栄養素が足りていないということが話題になっています。
これは現代型栄養失調と言われるもので大変問題になっています。
この現代型栄養失調は、
精神面に大きく影響することはあまり知られていません。
集中力が続かない、
やる気が出ない、
記憶力が乏しい、
人とのコミュニケーションが継続して続けられないという症状は、
子供の食生活に原因があることが多いようです。
スーパーやコンビニ弁当のような食事では、
食に対する喜びもありません。
そしてひとり自室で何かをしながら食べるということも良くありません。
やはり家族そろって栄養のことが、
よく考えられた食事を取りながら会話を楽しみ、
コミュニケーションを取る習慣をつけるということが、
大切になってきます。
いい食事が子供の精神と肉体を育てる
粗末な食事をしているといい高校や大学に入れない、
というものではありませんが、
いろいろな子供から話を聞いていると、
やはり食生活は子供の肉体と精神に、
何らかの影響があるように思えます。
夕食に食べているものはどこの産地でどのようにして育てられて、
どのようなルートで食卓に届くのか。
残したものを捨ててしまったらどうなるのか、
そういったことを考えさせたり、
疑問に思った事を教えると子供は興味を示します。
そういった食卓での話題を作文の題材にする子供もいます。
無理にでも贅沢な食生活をしろとか、
オーガニックのものだけを食べろ、
とか言うのでは決してありませが、
生活習慣で大きな役割を持つ食事は肉体的にも精神的にも、
また勉強にも大きな影響があるのです。
このことは決して忘れてはいけないことです。