星座早見盤を持とう
星座早見盤は星空の地図です。
空の形の板と星座の円盤でできています。
円盤の日付の目もりと時間の目もりを合わせると、
どんな星座がどの方角に出ているかが分かります。
書店や文具店でもちろん売っていますし、
ネットでも購入できます。
大抵は大人になるにつれて夜空を見上げることは少なくなりますが、
星が嫌いな子供はいません。
晴れた日の夜に子供と一緒に外へ出ると、
ずっと空を見上げています。
きれいな図鑑と一緒に夜空をみれば、
たいていの子供は喜んで星を見るようになります。
ゲームよりも星座早見盤を
ゲームを買うより星座早見盤をおすすめします。
星座を探すことで天体観測に興味を持ったり、
それぞれの星座の伝説や神話から世界の歴史や民族に興味を持ったり、
創造性と興味は無限の広がりを見せはじめます。
量子力学、
航空宇宙学、
天体物理学、
宇宙力学などの学問の多くは、
宇宙の謎を解明するために発展してきました。
芸術でさえ「宇宙なくして芸術なし」と言われています。
その入口が星座早見盤です。
星座早見盤に載っていないもの
とても明るい星を見つけたのに、
星座早見盤に載っていないものがあると子供に聞かれることがあります。
それはその星が地球と同じ太陽系の惑星だからです。
惑星は常に太陽を周りながら回っているので、
星座早見盤には載っていません。
位置が毎日違うため、
人を惑わす星ということで
「惑星」
と名づけられたらしいです。
見分け方としては、
キラキラ点滅しているように見えるのが恒星、
点滅していないのが惑星です。
親ははそのぐらいのことは教えられるように勉強しておいてください。
しかし、
何でも教えてあげるのではなく、
子供自身に調べさせるようにするのが大切です。
目で見て、
調べて、
解決して、
知識にしていく、
という過程が大事です。
天体観測はそういった過程を身近に体験できるものです。
まずは問題集よりも星を見よう
星を眺めているより、
問題集を少しでもやったほうがいい、
と思う親もいると思います。
しかし、
好奇心・探究心が勉強の原点になりますので、
幼児期から小学校においてのこうした体験は、
成長するにつれて、
大きな違いとなって返ってくるはずです。
ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊東大名誉教授も、
元は天体好きの少年だったのです。
名だたる賞を獲得した人達、
歴史に名を残す発明家達、
彼らのほとんどが、
好奇心・探究心に突き動かされて偉業を達成したのです。
勉強が辛い暗記勉強にならないように、
好奇心・探究心を育てる習慣を身につけるようにしましょう。