勉強をしていると、
誰にでも集中力が切れる時があります。
問題を解いていたら、
イライラするときがあります。
そういう時は勉強から離れて、
休憩を取るタイミングなんだなぁと感じると思います。
では、
この質問に答えてみてください。
「勉強の集中力が続くように、
休みを取るとすると、
いつ取るのがベストのタイミングなのか?」
わかりますか?
それでは休憩のベストタイミングは、
いつなのかを考えていきましょう。
落ち着きのない子供はたくさんいる
勉強が大嫌いな子供はたくさんいます。
その原因を聞いてみると、
やらされてる感がする、
とか、
自分の好きな事が出来ないから、
などの理由があります。
そんな考えのままでは、
15 分机に座っただけで、
すぐに限界が来たりしてしまいます。
サッカーをしたい。
バスケットボールをしたい。
外に出たい。
今すぐ遊びたい。
といった感情で心がいっぱいになったりします。
特に低学年の時は、
授業の45 分間を座るのが大変です。
授業を抜け出したりして、
先生を困らせる子供もちらほら見られます。
しかし、
ある方法をすることで、
何とか1時間から2時間は、
集中して机に座って勉強ができるようになります。
それは、
休みを取るタイミングを工夫することです。
休憩に入るタイミングが悪いと
ほとんどの先生は、
集中力が長続きしない子供に
「人は長時間は集中できないから、
1時間くらいしたら、
キリのいいところで少し休みをとって、
気分転換してみるように。」
というようなアドバイスを与えたりします。
しかし、
このアドバイス通りに実行すると、
こんなが事態になってしまうのです。
それは1時間頑張って耐えて勉強して、
キリの良いところで1回休みを取ってしまうと、
その日は勉強したくなくなるのです。
なぜなのでしょうか?
それは、
「キリの良いところで休みを取らせる」
からなのです。
キリの良いところで勉強を辞めてしまうのは、
パソコンをシャットダウンしてしまうようなものなんです。
パソコンをシャットダウンする時はどんな時ですか?
それは作業が完全に終わった時です。
パソコンを一度シャットダウンしてしまえば、
よほどのことがない限りもう一度起動したりはしません。
勉強のキリのいいところで休憩に入るということは、
「もう勉強しませんよ」
と言っているようなものなのです。
休憩のベストタイミングとは
キリのよい所が休憩に入るワーストタイミングなら、
その真逆の、
キリの悪いところで休憩を取ればいいんです。
キリの悪いところで休憩に入るのがベストタイミングなのです。
・問題を1問解いたらそこで休みを取るのではなくて、次の問題の問題文を読んだら休みを取る。
・ちょうどいい場所で区切るのではなくて、計算問題で苦しんでいるときに休みを取る。
こうすると、頭はシャットダウンされずに、
休憩している時も問題の事を考えているので、
勉強に復帰しやすいのです。
画面はスリープモードになって真っ暗になっても、
コンピューターは絶えず計算し続けている状態です。
このキリの悪い所で休憩を取るという方法は、
脳科学的にも正しいとされています。
勉強を長く続けるコツは、
勉強モードを維持したまま休憩をする事です。
長時間勉強を続けることができないという子供は、
是非参考にしてみてください。