就寝時間の早い子供は効率的な子供
最近の子供は夜遅くまで起きていますよね。
テレビを観たりゲームをしたり。
その数は本当に多くなっています。
せめて小学校低学年だったら遅くても9時、
高学年にだからといっても10時には寝かせるべきです。
そういった就寝するのが遅い子供が遊んでいるのは論外ですが、
勉強する時間が足りないというのも理由になりません。
「勉強しているのだから遅くまで起きていてもいいではないか」
と反論されそうですが、
統計的にみると遅くまで勉強することが、
効率的なことであるとは決して言えません。
その理由としては、
遅くまで起きている子供はだいたいが、
ダラダラと時間を費やしているだけという現実があるからです。
(全ての子供がそうであるとういうことではありませんが)
睡眠が十分でなくては頭の働きも鈍くなります。
そしていつまでもダラダラと起きているのは、
時間を有効に使っていない証拠です。
悪い言い方をすれば勉強している気になっているだけなんです。
睡眠時間を削って勉強することもむしろ逆効果となるのです。
眠らないで勉強したとしても
睡眠時間を削って頑張ったとしても、
勉強ははかどらないだけですし、
それによって睡眠不足になれば、
授業にも集中できなくなってしまいます。
先生の話もただ聞いているだけで頭に入りません。
話が右から左に抜けて行ってしまいます。
最悪なのは睡眠不足で授業中に寝てしまうことです。
こうなっては元も子もありません。
人間は眠っている間に日中の記憶を整理して脳に定着させます。
脳の働きを少し勉強すれば、
記憶する過程のメカニズムをすぐに知ることができますから、
睡眠が重要であることが理解できます。
そのため、
せっかく夜遅くまで勉強して情報を詰め込んだとしても、
勉強のせいで睡眠不足になったのでは記憶を定着させることができません。
せっかく勉強したにもかかわらず、
ほとんど覚えられずに終わるなんてことにもなりかねません。
試験前に徹夜で暗記しても試験が終われば忘れてしまいます。
みなさん経験したことがありますよね?
一夜漬けで覚えたとしても忘れてしまったら、
また暗記しなおさなくてはならなくなります。
二度手間、三度手間になってしまいます。
それは結局無駄に時間を費やしただけになってしまうのです。
東大合格者の睡眠時間は
二度手間、三度手間の暗記地獄。
そうならないためにも幼いころから、
睡眠を十分に取るようにする生活習慣を身につけておくべきです。
色々なイベントや用事が重なったりして、
どうしても宿題が終わらない時があると思います。
そんな時は翌朝早く起きてやればいいのです。
東大合格者の8割が受験中も、
1日平均7時間以上の睡眠時間を取っていたという調査結果もあります。
この結果からも効率的に勉強し、
睡眠時間をきちんと確保することが大切であるといえます。
子供は早く寝かせるべきです。
もちろん親がいつまでもダラダラ起きているのもいけませんよ。
家庭内できちんとした睡眠の習慣をつけましょう。