子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 19 休憩する最適なタイミングとは

勉強をしていると、

誰にでも集中力が切れる時があります。

問題を解いていたら、

イライラするときがあります。

そういう時は勉強から離れて、

休憩を取るタイミングなんだなぁと感じると思います。

では、

この質問に答えてみてください。

「勉強の集中力が続くように、

休みを取るとすると、

いつ取るのがベストのタイミングなのか?」

わかりますか?

それでは休憩のベストタイミングは、

いつなのかを考えていきましょう。

落ち着きのない子供はたくさんいる

勉強が大嫌いな子供はたくさんいます。

その原因を聞いてみると、

やらされてる感がする、

とか、

自分の好きな事が出来ないから、

などの理由があります。

そんな考えのままでは、

15 分机に座っただけで、

すぐに限界が来たりしてしまいます。

サッカーをしたい。

バスケットボールをしたい。

外に出たい。

今すぐ遊びたい。

といった感情で心がいっぱいになったりします。

特に低学年の時は、

授業の45 分間を座るのが大変です。

授業を抜け出したりして、

先生を困らせる子供もちらほら見られます。

しかし、

ある方法をすることで、

何とか1時間から2時間は、

集中して机に座って勉強ができるようになります。

それは、

休みを取るタイミングを工夫することです。

休憩に入るタイミングが悪いと

ほとんどの先生は、

集中力が長続きしない子供に

「人は長時間は集中できないから、

1時間くらいしたら、

キリのいいところで少し休みをとって、

気分転換してみるように。」

というようなアドバイスを与えたりします。

しかし、

このアドバイス通りに実行すると、

こんなが事態になってしまうのです。

それは1時間頑張って耐えて勉強して、

キリの良いところで1回休みを取ってしまうと、

その日は勉強したくなくなるのです。

なぜなのでしょうか?

それは、

「キリの良いところで休みを取らせる」

からなのです。

キリの良いところで勉強を辞めてしまうのは、

パソコンをシャットダウンしてしまうようなものなんです。

パソコンをシャットダウンする時はどんな時ですか?

それは作業が完全に終わった時です。

パソコンを一度シャットダウンしてしまえば、

よほどのことがない限りもう一度起動したりはしません。

勉強のキリのいいところで休憩に入るということは、

「もう勉強しませんよ」

と言っているようなものなのです。

休憩のベストタイミングとは

キリのよい所が休憩に入るワーストタイミングなら、

その真逆の、

キリの悪いところで休憩を取ればいいんです。

キリの悪いところで休憩に入るのがベストタイミングなのです。

・問題を1問解いたらそこで休みを取るのではなくて、次の問題の問題文を読んだら休みを取る。

・ちょうどいい場所で区切るのではなくて、計算問題で苦しんでいるときに休みを取る。

こうすると、頭はシャットダウンされずに、

休憩している時も問題の事を考えているので、

勉強に復帰しやすいのです。

画面はスリープモードになって真っ暗になっても、

コンピューターは絶えず計算し続けている状態です。

このキリの悪い所で休憩を取るという方法は、

脳科学的にも正しいとされています。

勉強を長く続けるコツは、

勉強モードを維持したまま休憩をする事です。

長時間勉強を続けることができないという子供は、

是非参考にしてみてください。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 18 家での時間割をつくる

子供の勉強が続かない理由として、

人はネガティブ思考に陥りやすいから、

成功体験が無いからという話をしてきました。

もう一つの理由として、

家での時間割を作っていないから、

勉強が続かないという理由があります。

勉強を続けていると襲ってくる感情

ネガティブ思考になったり、

成功体験が無かったりする。

この2つが子供の勉強が続かない理由、

という話をしてきました。

ネガティブ思考になると、

始めはあった勉強のヤル気が下がってくるし、

成功体験が無いと

「自分は成功できるんだ」

という確信が持てないため、

自分にはできないと思ってしまい、

自信が無くなるのです。

そのため、

考えをポジティブ思考にし、

そして成功体験を積み重ねることによって、

ヤル気をあげ、

自信をつけ、

勉強を続ける力になるという話をしました。

しかし、

それでもある感情が人を邪魔しに来ます。

その邪魔する感情とは

「後回しにしよう」、

「先延ばしにしよう」という感情です。

簡単に言うとサボりたくなるわけです。

計画表を作って貼る!

サボりたいという感情を、

ポジティブ思考で対処することもできます。

しかし、

それよりも効果的な方法があります。

それは、

視覚から訴えかけるということです。

サボりたいという感情は誰にでも必ず出てきます。

そこで、

サボりたいと思っても、

そのサボりたいという感情と、

戦うきっかけを作ってしまえばいいのです。

それが時間割なのです。

時間割を作ったら、

絶対に、

目に見える所に貼ってください。

そうすれば、

人間はサボりたいと思っても、

時間割をみて、

サボりたいという気持ちと戦うことができます。

時間割とは面白いもので、

学校には必ずありますが家にはありません。

学校ではこの時間割通りに授業が進んでいきますし、

その時間割に逆らった行動を取ろう、

などという人間は誰もいません。

しかし、

家に帰ると時間割(行動計画表)

がないためにただなんとなく過ごしてしまいます。

ただなんとなくテレビを観て、

ただなんとなくご飯を食べて、

ただなんとなく宿題をしたりするのです。

このように、

ただなんとなく過ごしているのでは、

目標地点に全く近づくことができません。

時間割(行動計画表)を作ることによって、

計画的に目標に近づくことができるようになるのです。

時間割はただ作ればいいというわけではない

時間割はただ作れば良いというわけではありません。

重要なポイントとしては、

短期計画と中期計画の2つを作るということです。

短期計画は1日で子供ができることを、

親も一緒になって考えます。

中期計画は3か月~6か月くらいの計画を立てます。

中期計画も親と一緒に考えます。

計画には、目的、目標、時間の3つは入れましょう。

例えば、中期計画なら

・目的⇒全ての教科で80点以上とる

・目標⇒問題集を3回解く

・時間⇒3か月間

というようにします。

このようにすれば、

時間割を作ることができます。

くり返しになりますが、

ここで大切な事は計画表を作るのではなく、

作った計画表を壁に貼ることです。

作っただけで満足してしまって、

机にしまってしまったのでは全く意味がありません。

時間割が常に視界に入るということが重要なのです。

是非壁に貼って、

毎日見てください。

視界に入るだけで、

サボろうという気持ちがなくなっていくはずです。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 17 成功体験を作ろう

成功体験が無いと続けるのがつらくなる

勉強を続けるにはネガティブ思考ではなくて、

ポジティブ思考になる事が大切であることは、

前の記事で書きました。

ポジティブになる方法は沢山あります。

そしてその中でも特に大切な事があります。

それは成功体験です。

もし、

何か成功した経験をしていれば、

何かを成功したという自信になっているはずです。

例えば、

以前登った事がある山があったとしたら、

次も登れると思うでしょう。

一回水泳で25m泳げたのなら、

次も25m泳げると思うでしょう。

これと同じことなんです。

勉強に関しても同じなのです。

何か成功体験があれば、

その成功体験がポジティブ思考になり、

勉強を続けることができます。

勉強の成功体験が無い人はどうすれば良いのか?

勉強の成功体験が無い人は、

どうすれば良いのでしょうか?

簡単です。

勉強の成功体験を作ればいいだけです。

では、

どのように作ればいいのでしょうか?

それは、

できることだけをやればいいのです。

できることと言うのは、

気合なんか少しも入れなくてもできることです。

例えば、

今高校生だったなら、

小学校6年の問題を説いてみましょう。

簡単に解けるでしょう?

高校の勉強を始める前に、

簡単な小学校6年の問題を軽く解いて、

自分はできるということを自分に分からせるのです。

自分のレベルよりも、

遥かに簡単な問題を問いてみてください。

ここで大切な事は

「気合を入れなくてもできること」

を続けて、

それを成功体験にすることです。

ここで頑張ると、

成功体験にならないので、

頑張らないでもできることというのが大切なのです。

成功体験がないのであれば、

まずはこうやって成功体験を作りましょう。

成功体験は、勉強だけではなく、全てのことに通じる

子供に勉強だけで無く、

私生活に対しての成功体験を作ってあげたい、

と思っているのであれば、

お勧めの方法があります。

それは、

家に帰ってきたら、

靴を脱いだらキレイにそろえる、

という約束事を続けさせることです。

家に帰ったら靴をそろえる。

靴を脱いだ瞬間に、

ほんの少し気を付ければいいことなので、

気合はいりません。

これを続けさせるようにしてください。

そうすれば、

何か続けることができることができる、

ということが分かり、

それが成功体験に繋がっていきます。

少しずつ、

こうやって自分に成功体験を作っていくことが大切なのです。

是非、

子供に合った成功体験を、

これからも一緒になって作っていってください。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 16 ネガティブに考えない

何かを達成するために勉強をしたいのに、

毎日全然集中力が続かない。

こう思ったことは誰にでもありますよね?

確かに毎日4時間も5時間も、

集中して勉強を続けられたら最高ですよね。

しかし、

そう思っても続けられないのが現実です。

なぜ集中して続けられないのでしょうか?

誰にでも続けられる才能はある

一度勉強のことは忘れて考えましょう。

あなたは勉強以外のことで、

何か続ることができた経験はありませんか?

ちょっと思い出してみてください。

例えば

・4時間ずっと運動していた、とか

・5時間ぶっ続けで映画を見た、とか

・ハマってるゲームなら一日中連続でできる、とか

何かそういう経験があるはずです。

このような経験があるなら、

あなたは必ず何かを続ける事ができます。
子供も同じで、

ずっと続けていられる何かがあります。

次に、

その続ける事ができた事のことを、

考えてみてください。

・楽しかったはずです。

・気合ははいってなかったはずです。

このように、

連続で続けられることと、

勉強など続けられない事には、

何か考え方に差があることが分かります。

何が続けられることと、

続けられないことの差になっているんでしょうか。

続けられない理由はネガティブ思考に原因がある

続けられない一つの原因として、

ネガティブ思考をすることが挙げられます。

勉強を続ける時の、

ネガティブ思考とはどういうことでしょうか?

こう考えたことはありませんか?

・問題が難しくてできない

・勉強はきつい

・面倒くさい

勉強中に思ったことがありますよね?

これがネガティブ思考です。

反対に、

長時間続けられた事のことをを考えてみると、

続けている途中に、

こんなネガティブな事は考えてはいませんよね?

ネガティブ思考になると、

ネガティブな事を考えるクセが付きます

。ネガティブ思考が習慣になります。

そして、

・勉強は面倒くさい

⇒面倒な事は自分にとって不必要だからやらなくて良い

・難しい問題はできない

⇒難しい問題は将来必要ない

と、こののような流れで、

行動を正当化し始めるのです。

このネガティブ思考の正当化こそが、

ネガティブ思考から、

続けられない言い訳を作り出す原因なのです。

子供が勉強や何かを続けられないのならば、

ネガティブ思考、

そしてこの正当化しているところを一緒に探してみてください。

ネガティブ思考に陥る原因を特定することで、

子供が集中できるきっかけになります。

ポジティブ思考になるのが大切

大切な事はとにかく、

ネガティブ思考や良くない行動を正当化をしない事です。

簡単に言えば、ポジティブ思考になる事です。

では、

どうすればポジティブ思考になれるのでしょうか?

それは日頃から、

ポジティブ思考になる練習をするのです。

例えば、

このようなネガティブ思考がうかんできたらどうしますか?

・難しい問題を2~3問解いたら、すぐに飽きる

これをポジティブに置き換えると、

・難しい問題でも2~3問なら集中して続けられる

と、このようにポジティブに置き換えてみるのです。

同じようにネガティブ思考を、

ポジティブ思考にしてみましょう。

・いつも机に座るのが面倒

⇒ 面倒と分かっていても机に座ることができる。

このような感じで、

どんなことでもポジティブ思考にしていきましょう。

なぜポジティブ思考が良いのか?

人は本来楽をしたがる生き物です。

面倒な事はせずに生きたいのです。

楽しかったり、

何かをしたい、

と思うとすることができます。

楽しい、

嬉しいと思うことが、

ポジティブ思考なのです。

ポジティブ思考が生まれると、

人は自分自身を褒めるようになります。

褒めるようになると、

自己肯定的に生きれるようになります。

するとネガティブな思考は生まれづらくなります。

・ネガティブ思考をポジティブ思考にする

⇒ポジティブ思考になって自分を褒める

⇒自分を肯定して生きれるようになる

⇒ネガティブに物事を考えなくなる

その結果、

「自分のやっていることは良い結果になる」

と肯定的に捉えることができるようになり、

何でも続けられるようになります。

子供にも自分で、

自分を褒めるように教えてあげてください。

そうすると勉強だけでなく、

何事も続けることができるようになります。

幸せになるための心の構造 5 幸せになるための視点

心の庭

人はそれぞれ「自分だけの心の庭」を持っています。

それはいわば潜在意識というか、

自分という世界と言ってもいいと思います。

その庭は人によって、

大きさ、

庭の中にあるモノ、

庭を囲む壁の高さや材質、

なども何ひとつとして同じものがないのです。

その庭をどのように管理するのか?

庭の中のものをどのように育てるのか?

壁をどんな風に作るのか?

そういったことに積極的に取り組む人と、

そうでない人には明らかな差が生まれてきます。

しかし、

ほとんどの人がその庭の手入れの仕方を知らないのです。

手入れの仕方を知らないばかりか、

存在すらも意識していない人ばかりなのです。

自分がどのような感じに構成されているのかを、

意識していないので、

ただぼんやりと流れに身を任せるのみになってしまうのです。

そのために決断する機会をどんどん逃してしまっています。

心の庭を見る時の視点

そこで、

今日からその庭を構成するモノと、

管理の仕方をお話させてもらいたいと思います。

まずは、庭を構成する要素をお話しする前に、

「庭(心)を見る時の視点」

についてです。

この視点は大事なので、

自分の庭(心)を見る時は、

常に意識しておくといいと思います。

それは、

「第三者の目で客観的に見る」

ということです。

外側から自分を見てみるんです。

「なんだ、そんなことか!」

と思ったかもしれませんが、

意外に多くの人ができていないんです。

第三者の目で見ることができなくて、

常に内側からしか自分をみていないので

自分の庭(心)には何があるのか?

壁はどんな感じなのか?

それらの状態はどうなのか?

といったことを全く把握できないでいるんです。

自分の心の庭の様子を把握していないと

自分が何を持っていて、

どういう状態なのか全くわからない状態では、

問題が起きた時にその問題を解決することが、

非常に困難になってきます。

問題が起こった場合、

問題を解決できるように自分を変化させて、

対応する必要があります。

自分を変化させるには自分のことを、

きちんと把握しておくことが必要です。

自分がどういう状態か把握しておけば、

「今の自分に足りないところはここだから、

ここをもっと勉強しよう」

と問題が解決できるように、

自分を良い方向へと変化させるための、

方法が見えてきます。

しかし、

自分を把握していないと、

何をしたら問題解決できるのかが分からず、

成長せずにあきらめてしまうことが多くなるのです。

問題を解決するということは、

自分を良い方向に変化させるということですから、

自分の状態を把握する習慣をつけて、

何か問題が起こったら足りないところを、

変化させていくことが必要になります。

第三者視点で心の庭を見るメリット

そのためにも、

「第三者の目で客観的に見る」

ことは大事になってきます。

習慣化すると、

自分では気付かなかった自分に気付くこともあります。

そして、

「第三者の目で客観的に見る」

ということはもう1つメリットがあります。

それは、

「現在の時間でしか自分を、

第三者の目で見ることができない」

ということです。

過去も未来も、

想像の上でしか自分を見ることができません。

確実な自分を見ることは、

現在のこの瞬間にしかできないんです。

現在の時間を使うことの大切さは、

以前の記事に書いた通りですが、

この第三者の目で自分を見るということを、

習慣化することが

「現在の時間を使う」

ことの助けになってくれます。

次回は「庭(心)を構成する要素」

についてお話したいと思います。

おたのしみに

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 15 勉強することの理由を知る

勉強の意味の勘違い

「よし、3時間も勉強した!」、

「問題集を5回も解いた!」

と勉強をしていて、

よくこう思うと思います。

みんなそう考えます。

勉強が嫌いな子供に限って、

どのくらい勉強したのかを、

時間で測る習慣がついているように思います。

問題集を解いた回数を測ることで、

満足している子供が多いようにみえます。

しかし、

どんなに長時間勉強しても、

問題集を何回も解いても、

それを日常生活に生かすことができなければ、

意味が無いことを知る必要があります。

点数ばかりを求めていると

小学校、

中学校、

高校に入っても、

勉強が楽しいと思ったことが無い、

という子供がたくさんいます。

なぜなら、

ただ覚えるだけだからです。

「勉強はテストの点数を取ることが重要なのではない。」

と教わりますが、

結局はテストの点数で、

成績や大学が決まってしまうのが現状です。

どんなにきれいごとを言おうとも、

高校受験や大学受験で参考にされるのは、

成績とテストの点数だからです。

このようにして、

点数ばかり求めてしまう子供が出来上がるのです。

しかし、

点数ばかり求めてしまうと困った事が起きてきます。

それは社会に出てからです。

社会に出ると、

テストとは関係ない答えのない問題がたくさん出てきます。

点数ばかり求めてしまう考えで生きていると、

それをどう処理していいかが分からなくなってしまいます。

勉強の本質とは

原因は圧倒的な経験不足なのです。

経験不足とはどういうことかと言うと、

「学んだ知識がどう社会と生活に活かせるか」

に視点を向けていないという経験不足です。

勉強とは、

「得た知識がどのように生活に使われているか、

どう使えるかを考えて、行動できる事」

ではないでしょうか。

知識を仕入れるだけなら、

勉強とはいいません。

そんな知識は社会に出ても通用しませんし、

ただの頭でっかちになるだけです。

知識を得るだけでは

「勉強しているつもり病」

になるだけです。

インプットだけではなくアウトプットすることで、

初めて勉強したということになるのです。

知識が知恵に変わって勉強したと言えるのです。

1+1=2ができるだけなんて勉強ではありません。

1+1=2を普段の生活に使えるようにすることが勉強なのです。

何かを学ぶ時は、

どう社会と生活で活かせるかを考えて、

勉強をするようにしましょう。

知識を学んで、

それをどのようにして社会や生活に生かせるようになるか。

これこそが勉強の本質です。

勉強とは得た知識を、

どのように生活や社会に使うことができるのか、

またはどう使えるかを考えて、

行動できるようになることです。

勉強は知識を得たら行動したほうが体に染み込みます。

インプットも重要ですが、

アウトプットも同じくらい重要であることを、

忘れないようにしてください。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 14 物事を教えるために親がいる

子供に物事を教えるのは他人ではなくて親

自然界でもライオンの親は子供に狩りを教えます。

親は子供により良く生きていくための方法を教えます。

生きていくうえで、

子供が生きていくための手段は、

親が教えるのは当然のことです。

スプーン、

フォーク、

箸の使い方を

子供に教えるのと同じで、

勉強も親が教えるべきものなのです。

しかし、

なぜか勉強に関しては他人任せの親ばかりです。

箸の使い方は自信がなくても教えているのに、

どうして勉強となると教えられなくなるのでしょうか?

それは多くの親に共通することなのですが、

教える自信がないということではなく、

勉強に自信がないのです。

つまり、

自分ができないと思っているから、

教えられないのです。

親も勉強しよう

日本は中学までは義務教育です。

中学までの学力を持っているのは国民の義務なのです。

つまりこういうことです。

中学までの勉強なら親が教えることができなければならない、

ということです。

忘れていて、

教える自信がないのであれば自分も勉強して、

子供の勉強をみてあげられるところは、

親がみてあげなければなりません。

多くの親は自分が子供の時にしたかったり、

できなかったことを子供にやらせようとします。

それならば子供が脇道にそれないように、

自分の経験を生かして教えたり、

指導したりしなければなりません。

子供は親の姿を見て成長します。

普段の親の何気ない行動でもすべて子供は吸収します。

親がゴロゴロしてテレビばかりを観ていたら、

子供もゴロゴロしてテレビを観ます。

勉強を教えることを拒否したら、

子供も大きくなった時に勉強を教えることを拒否します。

普段の生活を意識的に改善していけば、

自然に子供を良い方向に導くことができるようになります。

ちょっとした心掛けが大切です。

勉強の目的はご褒美ではない

親が勉強していれば子供も勉強するようになりますし、

やるべきことをやっている大人の言うことは聞くのです。

叱ってやらせるか話し合ってやらせるかは、

ご家庭の方針もありますが、

テストで100点取ったら、

欲しいゲームやおもちゃを買ってあげるとか、

成績が上がったら携帯を持たせてあげるとか、

餌で釣ることは絶対にしないようにしましょう。

褒めてあげたり、

お祝いをしてあげたりするのは、

大いにやるべきです。

しかし、

子供の勉強の目的が、

ご褒美にならないようにしましょう。

テストで100点取れたら、

ゲームを買ってあげたりすることが日常化してしまうと、

ご褒美がなければ勉強しなくなります。

最後にはご褒美があっても勉強しなくなります。

子供を勉強に駆り立てる本来の要因は、

知的好奇心・探求心です。

そのことを忘れないようにしましょう。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 13 子供が勉強するためには厳しさも必要

やればできる!?

よくこんな親を見かけます。

「うちの子はやればできるんです!」

みなさんも聞いたことがあると思います。

このように言う親は多くいます。

しかし、

「やればできる」と親に思われているお子さんは、

ほぼ100%やりません。

厳しい言い方ですがこれが現実です。

「やればできる」

と言われている子供が塾などに通いはじめると、

3ヶ月以内でやめてしまう事が多いといいます。

では、

「やればできる」子供と

「できる」子供の違いは何なのでしょうか?

それはその言葉どおり

「やる」か「やらない」か

の違いです。

子供はやればできる可能性をたくさん持っています。

しかし、

やらなければ確実に成果にはつながらないのです。

大人の世界でも

「これをすれば確実に儲かる」

といった案件があるにもかかわらず、

結局全然収入が伸びないのは、

単にやらないからです。

「やればできる」

の発言の根拠は、

その多くの子供が、

「小学校3年生までは成績が良かった」

というものです。

なぜなら、

小学校3年生ぐらいまでは、

勉強をしなくてもできるからです。

テレビばかり見ていても、

ゲームばかりしていても、

漫画ばかり読んでいても、

それなりの成績は取れるのです。

しかし、

そこから先は、

憶える、

あるいは知識を蓄積させる、

という作業をしなければならなくなります。

例えば、

どんなに優れた演算処理能力を持った、

最新のコンピューターでも、

情報をインプットしなければ何もできないのと同じです。

いくらもともと頭の良い子供でも、

勉強をしなければ学力は上がりません。

小さい子供でも時には厳しい指導が必要

子供を持つ親は例え

「やればできる子」

でもやらなければできない、

今できない子は

「できない子」

と子供が認識できるまで、

教えてあげる義務があると思います。

できる子供を育てる先生や家庭教師は、

生徒を教える時はかなり厳しいという人がたくさんいます。

塾の講師でも宿題をやってこなかったら叱ります。

さすがに手は出しませんが、

怒鳴ることはいつものことで、

生徒同士が同じ学校だった場合

「恐怖体験自慢」

をすることもあるといいます。

泣きながら授業を受ける生徒もいるそうです。

そんな状況でも勉強することを辞めない理由は、

最初は怒られるといった理由で仕方なくする勉強だとしても、

分かってくればだんだん興味も湧いてきて、

成績が上がればどんどんやる気も出てくるからです。

何も指導しなければ大抵はやらなくなる

「やればできる子」

がやらないのは、

親がやらないことを容認してしまうのが理由です。

簡単に言ってしまえば子供に甘いのです。

勉強の嫌いな子供に、

勉強するかしないかの判断をさせてしまうと、

やらないと言うに決まっています。

遊んでいたほうが楽ですから。

小学生ぐらいの子供に将来の判断を委ねるのは、

無理がありますし危険です。

そこで親がある程度の道筋は示してあげるべきです。

つらいかもしれませんが、

時には叱ってでもやらせることは必要となってきます。

また子供の勉強は、

ある程度は親がみてあげることも大事です。

そのことをわかっている先生や塾の講師は親に、

なるべくお子さんの勉強をみてあげるようにお願いしますが、

教え方が分からない、

上手く教える自信がない、

といった理由で戸惑う親がとても多いです。

例え教え方がわからなくても、

上手く教える自信がなくても、

教科書や本で調べたりして数をこなしていけば、

上手に教えることができるようになります。

子供が勉強をやる気になる習慣 ステップ 12 塾は今すぐ辞めさせる

塾通いのネガティブポイント

今はほとんどの子供が塾に通っています。

ですが、

子供は塾に通わせる必要はないと思います。

親御さんには「塾は辞めさせてください」

と言いたいです。

「何をわけのわからないことをいっているんだ!」

と、思われると思います。

しかし、

多くの塾通いしている子供は、

塾に出席しに行っているだけ、

という現実をご存じでしょうか?

決して塾が悪いと言っているわけではありません。

注意すべきポイントがあるのです。

それは学校の授業についていけない子供は、

塾の授業にもついていけないという現実です。

逆に塾で成績の良い子供は、

塾に行かなくても勉強ができるということも事実です。

それらのことをふまえた上で考えると、

時間的・金銭的負担をしてまで、

塾に行く意味があるのか疑問が残ります。

塾を活かしきるには、

予習・復習が必要ですが、

特に中学受験時に塾通いをしていては、

子供が予習・復習をしている時間の余裕はありません。

子供は時間をこのように使っている

朝起きて、

学校に行って、

塾に行って、

学校の宿題と塾の宿題をやって、

合間に食事とゲームをして、

気が付けば深夜になっているので就寝する。

と子供は大人よりもハードな一日を過ごしています。

悲しいことにそれで1日が終わってしまいます。

また、

夏期講習などで1日8時間も勉強をさせるのも、

あまりいいことではないと思います。

人間が集中していられるのは、

せいぜい1時間ですから、

残りの6~7時間はただ聞いているだけ、

という状態になっているのです。

どんなにいい先生がいい授業をしたとしても、

授業は一方通行ですから、

小学生がそういう状況で積極的に、

何かを吸収していくということは、

どうやっても考えにくいです。

与えられたことをやるだけでは、

それ以上伸びることもありません。

なぜなら、

子供の学習に必要なものは、

知的好奇心と探究心だからです。

ただ点数を取るためだけのテクニックは学習ではない

また塾はテクニックに走りすぎる傾向にあります。

これは子供の考える力を奪い、

質問に答えることはできても理解していない、

という状況を作ります。

暗記学習の典型的な例です。

最近よく聞く言葉である

「思考停止」

の状態になってしまいます。

工場のラインでそれが何に使われるか分からないけれど、

やらなければならないので、

部品をただひたすら作っているという状況と同じです。

その結果、

子供が中学や高校に上がったとたんに、

勉強が分からなくなるのです。

これが理解しないままやれ、

と言われたことだけをやってきた結果です。

高校生ぐらいになって、

自分には何が不足しているのか、

何をやるべきなのかが自ら判断できるようになって、

その選択肢として塾を選ぶことは悪いことではありません。

しかし、

小学生がただ親に行けと言われるから、

または友達が行っているからという理由だけで、

塾に通い、

ただ出席だけして、

夜遅くに帰り、

遅くに就寝する、

という生活がいいことだとは思えません。

以上のことから、

塾に通うのは、

自分の不足部分を自ら判断できる歳になってからで十分であり、

小学生は知的好奇心と探究心を育むことに、

重きを置いた方がいいように思います。

幸せになるための心の構造 4 「3種類」の時間の使い方

どんな時間の使い方があるのか

時間の使い方というと、

どんな使い方があると思いますか?

「充実した時間」
「無駄に過ごしてしまった時間」
「考える時間」
「ボーっとする時間」

少し考えただけでドンドンでてきます。

他には、

「寝る時間」
「食べる時間」
「仕事の時間」
「遊びの時間」

時間の使い方と概念は人それぞれで、

人の数だけ存在します。

しかし、

全員に共通する時間の使い方というものは、

あまり知られていません。

共通する時間の使い方とは

全員がこの共通の時間の使い方を、

無意識のうちにしているのに、

ほとんどの人がこの時間の使い方をしているという、

自覚がありません。

この共通する時間の使い方を知らないせいで、

不安になったり、

何かに怯えたり、

怖がったり、

後悔続きの人生になったりしているんです。

逆にこの時間の使い方さえ理解していれば、

そして、

それを基本にして生きられるのなら、

充実した幸せな人生を過ごすことができるはずです。

では、

全員に共通する時間の使い方とは何でしょうか?

それは、

「現在」に対して使っている時間

「過去」に対して使っている時間

「未来」に対して使っている時間

この3つの使い方です。

私達はもれなく時間をこの3つに使っています。

普段どの種類の時間を使っているか

例えば、お風呂に入った時のことを思い出してみましょう。

その時何を考えていますか?

「よし、まずはシャワーを出すぞ!

メイク落とすぞ!

シャンプーするぞ!

顔を洗うぞ!

体を洗うぞ!

よし!

湯船に入ってあったまるぞーっ!」

なんて、

その時その時の行動の全てを一生懸命考えていますか?

だいたいはこんな感じじゃないですか?

「あー、きょうも疲れたー!(シャーッ)

昨日はトラブル続きで大変だったけど、(フー)、

今日の仕事は順調だったなぁ(ワシャワシャ)、

明日も上手くいくといいなぁ・・・(ゴシゴシ)。

あっ!調べなきゃならないことあったんだっけ!(ざっぷーん) 。

今日も寝れないかもなぁ・・・(カッコーン!)」

こんな感じでみんな現在のことよりも、

過去や未来のことについて多くを考えていますよね?

私達が生きているのは今現在なのに、

多くの人が過去や未来に生きているかのように、

過去と未来の時間を過ごしています。

極端な例をあげると、

精神的に病んでいる人の多くがこのように、

過去と未来に自分の時間を費やしてるんです。

逆に今を一生懸命楽しんで生きている人に、

精神的に病んでいる人はいません。

現在の時間を使うことを意識して生活してみましょう!

コントロール可能なのは今現在の時間だけ

決断ができる唯一の時間は現在だけなんです。

では、

なぜ現在でだけ決断できるのかについて、

もう少し掘り下げてみたいと思います。

現在というか、

今この瞬間だけなんです。

完全に、100%

自分で自分のことをコントロールすることができる時間は。

歩こうと思えば歩けます。

声を出そうと思えば出せます。

やろうと思ったことが自由にできます。

さらに自分の

経験、

知識、

記憶、

思考、

感情、

視覚、

嗅覚、

聴覚、

味覚、

触覚、

など自分が持っている全てを使うことができます。

全てを余すことなく使い切って、

決断できる時間は現在しかないんです。

そういった物を使って決断、

そして、行動するから現状を変えることができるし、

それによって自分も成長できるんです。

過去の自分は何パーセントコントロール可能ですか?

未来の自分は何パーセントコントロールできますか?

その通りです!

共に 0% です。

過去の自分をコントロールできないのは、

誰もがわかっていますし、

未来もその時にならなければコントロールできません。

時間の使い方を現在にフォーカスするために、

この意識の仕方は大切だと思います。

難しく考える必要はないと思いますので、

「ぼんやりとした感覚」程度で覚えておいてください。

次回はこの3種類の時間の使い方と、

決断についてお話ししたいと思います。

何の関係もないような「時間の使い方」と、

「決断」が実はしっかりとつながっています。

おたのしみに。