幸せになるための心の構造 5 幸せになるための視点

心の庭

人はそれぞれ「自分だけの心の庭」を持っています。

それはいわば潜在意識というか、

自分という世界と言ってもいいと思います。

その庭は人によって、

大きさ、

庭の中にあるモノ、

庭を囲む壁の高さや材質、

なども何ひとつとして同じものがないのです。

その庭をどのように管理するのか?

庭の中のものをどのように育てるのか?

壁をどんな風に作るのか?

そういったことに積極的に取り組む人と、

そうでない人には明らかな差が生まれてきます。

しかし、

ほとんどの人がその庭の手入れの仕方を知らないのです。

手入れの仕方を知らないばかりか、

存在すらも意識していない人ばかりなのです。

自分がどのような感じに構成されているのかを、

意識していないので、

ただぼんやりと流れに身を任せるのみになってしまうのです。

そのために決断する機会をどんどん逃してしまっています。

心の庭を見る時の視点

そこで、

今日からその庭を構成するモノと、

管理の仕方をお話させてもらいたいと思います。

まずは、庭を構成する要素をお話しする前に、

「庭(心)を見る時の視点」

についてです。

この視点は大事なので、

自分の庭(心)を見る時は、

常に意識しておくといいと思います。

それは、

「第三者の目で客観的に見る」

ということです。

外側から自分を見てみるんです。

「なんだ、そんなことか!」

と思ったかもしれませんが、

意外に多くの人ができていないんです。

第三者の目で見ることができなくて、

常に内側からしか自分をみていないので

自分の庭(心)には何があるのか?

壁はどんな感じなのか?

それらの状態はどうなのか?

といったことを全く把握できないでいるんです。

自分の心の庭の様子を把握していないと

自分が何を持っていて、

どういう状態なのか全くわからない状態では、

問題が起きた時にその問題を解決することが、

非常に困難になってきます。

問題が起こった場合、

問題を解決できるように自分を変化させて、

対応する必要があります。

自分を変化させるには自分のことを、

きちんと把握しておくことが必要です。

自分がどういう状態か把握しておけば、

「今の自分に足りないところはここだから、

ここをもっと勉強しよう」

と問題が解決できるように、

自分を良い方向へと変化させるための、

方法が見えてきます。

しかし、

自分を把握していないと、

何をしたら問題解決できるのかが分からず、

成長せずにあきらめてしまうことが多くなるのです。

問題を解決するということは、

自分を良い方向に変化させるということですから、

自分の状態を把握する習慣をつけて、

何か問題が起こったら足りないところを、

変化させていくことが必要になります。

第三者視点で心の庭を見るメリット

そのためにも、

「第三者の目で客観的に見る」

ことは大事になってきます。

習慣化すると、

自分では気付かなかった自分に気付くこともあります。

そして、

「第三者の目で客観的に見る」

ということはもう1つメリットがあります。

それは、

「現在の時間でしか自分を、

第三者の目で見ることができない」

ということです。

過去も未来も、

想像の上でしか自分を見ることができません。

確実な自分を見ることは、

現在のこの瞬間にしかできないんです。

現在の時間を使うことの大切さは、

以前の記事に書いた通りですが、

この第三者の目で自分を見るということを、

習慣化することが

「現在の時間を使う」

ことの助けになってくれます。

次回は「庭(心)を構成する要素」

についてお話したいと思います。

おたのしみに