勉強の意味の勘違い
「よし、3時間も勉強した!」、
「問題集を5回も解いた!」
と勉強をしていて、
よくこう思うと思います。
みんなそう考えます。
勉強が嫌いな子供に限って、
どのくらい勉強したのかを、
時間で測る習慣がついているように思います。
問題集を解いた回数を測ることで、
満足している子供が多いようにみえます。
しかし、
どんなに長時間勉強しても、
問題集を何回も解いても、
それを日常生活に生かすことができなければ、
意味が無いことを知る必要があります。
点数ばかりを求めていると
小学校、
中学校、
高校に入っても、
勉強が楽しいと思ったことが無い、
という子供がたくさんいます。
なぜなら、
ただ覚えるだけだからです。
「勉強はテストの点数を取ることが重要なのではない。」
と教わりますが、
結局はテストの点数で、
成績や大学が決まってしまうのが現状です。
どんなにきれいごとを言おうとも、
高校受験や大学受験で参考にされるのは、
成績とテストの点数だからです。
このようにして、
点数ばかり求めてしまう子供が出来上がるのです。
しかし、
点数ばかり求めてしまうと困った事が起きてきます。
それは社会に出てからです。
社会に出ると、
テストとは関係ない答えのない問題がたくさん出てきます。
点数ばかり求めてしまう考えで生きていると、
それをどう処理していいかが分からなくなってしまいます。
勉強の本質とは
原因は圧倒的な経験不足なのです。
経験不足とはどういうことかと言うと、
「学んだ知識がどう社会と生活に活かせるか」
に視点を向けていないという経験不足です。
勉強とは、
「得た知識がどのように生活に使われているか、
どう使えるかを考えて、行動できる事」
ではないでしょうか。
知識を仕入れるだけなら、
勉強とはいいません。
そんな知識は社会に出ても通用しませんし、
ただの頭でっかちになるだけです。
知識を得るだけでは
「勉強しているつもり病」
になるだけです。
インプットだけではなくアウトプットすることで、
初めて勉強したということになるのです。
知識が知恵に変わって勉強したと言えるのです。
1+1=2ができるだけなんて勉強ではありません。
1+1=2を普段の生活に使えるようにすることが勉強なのです。
何かを学ぶ時は、
どう社会と生活で活かせるかを考えて、
勉強をするようにしましょう。
知識を学んで、
それをどのようにして社会や生活に生かせるようになるか。
これこそが勉強の本質です。
勉強とは得た知識を、
どのように生活や社会に使うことができるのか、
またはどう使えるかを考えて、
行動できるようになることです。
勉強は知識を得たら行動したほうが体に染み込みます。
インプットも重要ですが、
アウトプットも同じくらい重要であることを、
忘れないようにしてください。