勉強も土台が大切
勉強ができる子供というと、
机に向かって教科書や参考書などをひたすら読んでいる、
というイメージする人が多いと思います。
しかし、
テストが近いからといって知識を無理やり積み上げたとしても、
土台がしっかりとしていないので、
高く積み上げようとしても途中で崩れ落ちてしまいます。
大切なのは土台なんです。
高いビルを建てようと思ったらまずは、
土台をしっかりと作らなければならないのと一緒です。
土台がしっかりとした子供であれば、
進学のための勉強は中学生になってからでも全く問題ないのです。
学校では教科書通りのことを教えてもらえますが、
勉強できる子供に育つために大切なことは教えてくれません。
この大切なことを理解して実行すれば、
ほとんどの子供が勉強できるようになるにも関わらずです。
勉強できる子供は記憶できる子供ではない
勉強できる子供になるために大切なこととは何でしょうか?
この大切なことを早めに理解しておかないと、
「勉強するとは暗記することだ」
と勘違いして成長してしまいます。
すると、
とにかく手当たり次第暗記する勉強をするようになります。
そして、
暗記することに限界を迎えると、
勉強が嫌いになって落ちこぼれになってしう子供が出てきます。
暗記が得意な人ならば暗記する勉強法は平気かもしれませんが、
普通の人は暗記することは苦痛を伴う作業です。
東大などのトップクラスの大学に入学できた子供たちの全てが、
暗記が得意な子供というわけではありません。
大切なのは「理解すること」
大切なのは暗記ではありません。
大切なのは「理解すること」です。
子供だけではなく、
多くの大人も「理解する」ということがどういうことなのかわかっていません。
理解することとは暗記することとは全く別物です。
学校での生徒の学力を計る物差しはテストです。
つまり学校で教えていることとは、
いかにテストでいい点を取れるかというテクニックなんです。
例えばこんな問題があります。
・光合成に必要なものを3つあげよ。
①______
②______
③______
・植物は栄養をどこでつくるか?
__________
暗記する勉強法でもこの問題は正しく答えられます。
しかしそれは「理解している」とは言えません。
「理解している」とは答えの1つ1つを暗記するのではなくて、
全体の流れを把握して自分の言葉で説明できるということです。
円周の求め方は、
円周 = 直径 * 3.14
です。この円周率(3.14)というのは、
ほとんどの人が暗記しています。
では、
この円周率(3.14)のもとめ方は?
と聞くとほとんどの人が答えられません。
円周 = 直径 * 円周率
はこう置き換えられます。
円周 / 直径 = 円周率
言われてみると小学校で習った簡単な算数で答えられます。
これが全体を把握していない。理解していないということです。
暗記ではなくて全体の流れを把握することが大切です。
もし理解することをしないと、
子供は暗記勉強に頼った苦難の道を辿ることになります。